【キャッチ、ダメ絶対】エチエチなお店でぼったくられた話。

 

大学2年の夏、若者の街渋谷に僕たちはいました。

 

登場人物

道程の友達「豚さん」

偏差値2の「金髪」

イケメンの「僕」

 

 

今思えば、一軒目でアニメ好きの豚さんが、

進撃の巨人の主人公「エレンイェーガー」と名前が似てると言って

「イエーガーマイスター」をショットで頼んだ時点で僕たちの運命は決まっていたのかもしれません。

 

 

僕らは20になったばかりの子供で、イエーガー という名前すら知らなかったのです。

 

豚さん「この後はどうするう?!」

缶ビール一本で二日酔いになった経験のある豚さんはすっかり酔っ払ってました。

 

金髪「やっぱ渋谷といえば風俗っしょ?!行くべww」

ほろ酔い一本を飲み切れなくて泣いたことのある金髪くんも有頂天です。

 

豚さん「で…でも俺、初めては好きな人って決めてるし…」

おやおや、急に逃げ腰の豚さんです。

 

僕「( ゚∀゚)o彡゚ オッパイ オッパイ」

エロいことしか頭にない僕は風俗という言葉にすっかり大興奮してました。

 

金髪「おい豚ァ!!人生ってのはタイミングだぜ?」

 

豚さん「よし、おいら行く!漢になるんや!!」

 

そんなこんなで次の行き先を「風俗」に決めた僕ら。

 

しかし僕らは風俗なんて行ったことのないズブの素人。

風俗までどうやって辿り着くのかさえ知りません。

 

金髪「HEY SIRI! Please tell me the way to the エチエチショップ!」

 

アイフォーンの言語を英語にしている金髪がSiriに聞いてました。

 

豚さん「わあ!バイリンガル!!」

 

金髪「なんでも円山町ってところがそういうお店の集まりらしいぞ。行ってみよう!」

 

僕「( ゚∀゚)o彡゚ オッパイ オッパイ」

 

円山町に向かい歩き出した僕ら。

 

((((((((((((((((((((*っ・ω・)っ ブ-ン

 

糞「君たち何探してるの?」

 

若作りをしてるが推定45くらいのおじさんが喋りかけてきました。

ニコニコして良い人そう!

 

金髪「いやあ、少しエチエチなサービスのお店を探してまして…」

偏差値2の金髪くんが質問に答えました。

 

糞「おお!!!ちょうどよかった!実はめちゃくちゃレベルの高いモデル級の子しかいないお店があるんだけど、

選りすぐりしかいないから一日10人、限定なんだよ。

本番ありで8000円なんだ!それに君たち大学生かな?だったら学割適用されて7000円でいいよ!」

 

豚さん「( ゚д゚)ポカーン」

金髪「( ゚д゚)ポカーン」

僕「(゜∀゜)」

 

モデル級 選りすぐり 限定 学割

 

怒涛のマシンガントークで圧倒された僕たちはその糞のいうことを真に受けてしまいました。

 

豚さん「お店はどこですか?」

 

豚さんは超乗り気です!もう超ボッキです!

 

糞「おっけい!じゃあ俺についてきて」

 

糞の後ろを歩き出した僕ら。

 

数分後。

 

ついたのは円山町に佇む古いマンションでした。

 

金髪「え、マンション?」ヒソヒソ

 

豚さん「怖くね?」ヒソヒソ

 

僕「( ゚∀゚)o彡゚ オッパイ オッパイ」

 

怖がる彼ら。それもそうです。汚い古いビル、もう犯罪の香りしかしません。

しかし時すでにお寿司。

 

僕らはマンションの入り口で別の男と合流しました。

彼は5枚のプラスティックに入った女の子の写真を見してきました。

 

糞2「この中だと誰が良い?」

 

金髪 3番 美香ちゃん

豚  2番 ゆかりちゃん

僕  1番 キララちゃん

 

糞2は僕らに

「それぞれ違う部屋の子だから別々に別れて部屋に入ってくれ」と命令しました。

 

 

 

金髪  302号室

豚さん 506号室

僕   809号室

 

僕らはバラバラにされました。

 

最初に豚さんがエレベーターに乗せさせられました。

 

まるで食肉工場に向かうトラックに乗る豚のように目を丸くさせて、

僕らに向かって小さく手を降ってました。

 

ヾ(*’-‘*)マタネー♪

 

次に金髪。彼は終始ヘラヘラしてましたが

足が震えていたのを僕は見逃しませんでした。

 

マタネッ(^ー^)ノ~~Bye-Bye!

 

そして僕。

 

糞1「じゃあ君、乗って」

 

僕「( ゚∀゚)o彡゚ オッパイ オッパイ」

 

809号室はワンルームの狭い部屋でした。

入ってすぐに紹介料とか諸々で1万円を支払えと言われました。

 

そんなことよりまず、驚いたことはその狭い空間に大人が3人いたことです。

全員強面で、私服でした。

ガラゲーで電話してたりパソコンをいじってたりしてました。

 

 

糞3「まずそこの部屋で服を全部ぬいで、脱ぎ終わったら呼んで」

 

僕「d(*・ω・*)b♪」

 

カーテンで強引に作られたスペースで服を脱ぎました。

 

糞3「脱ぎ終わった?」

 

僕「♪d(^〇^)b♪♪」

 

糞3「じゃあシャワー浴びて」

 

やったね!暑かったし汗かいてたからシャワーで流せるね!

 

僕は意気揚々とシャワーに向かいました。

 

大人3人に全裸を見られながら。

 

 

そうなんです、部屋の設計上、更衣室とされた部屋とお風呂場が別のところにあるために、

僕は全裸で大人の前を歩かなくてはいけませんでした。

 

僕「壁|oノωノ) )))))))・・・イヤーン♪」

 

今思えば、あれはあえてそういう風にしているんだと思います。

わざと全裸で歩かせることで、なんかこう、

情けない姿を晒さしてこの環境を断りづらくさせてるというか?日本語むずっ

 

 

僕「【~~~(´▽`A)~~~】 イイユダナ~♪」

 

軽くシャワーを浴びました。

 

糞3「じゃあもうすぐ女の子来るから待ってて。」

 

薄暗い部屋で僕は待たされました。

 

僕「(・ω・。)キョロキョロ(。・ω・)」

 

僕「キララチャン♪v(‘∇’*)⌒☆ブイブイッ!」

 

5分後

 

 

嬢「オマタセシャチョさん!」

 

*。ヾ(。>v<。)ノ゙*。キララチャンだ!!!

 

 

僕「ポカ───( ゚д゚ )───ン」

 

目の前にいるのは

スト2のザンギエフみたいな体格の外国人のおばちゃんでした。

 

 

こらこら!女の子に向かってザンギエフなんて失礼ですよ!!

 

僕「m(。・ε・。)mスイマソ-ン」

 

 

ザンギエフ「可愛いリトルボーイチャンダネ!」

 

僕は全てを悟り、諦めました。

 

僕「思考停止~~~(m´ρ`)m」

 

 

気がつくとザンギエフはダイソン顔負けの吸引力で僕の唇を吸っていました。

 

 

耳元でザンギエフは、

「おチンチンパワー足りてないから後1000円出してくれたらもっとすごいサービスしてあげるヨ…」

 

僕「(/ω\) ハジカシー」

 

 

結局僕はこの、【おチンチンパワー足りてないなんちゃら】の会話を6回繰り返し、

計7000円を支払いました。

 

 

なぜ1000円多いのか
行為が終了したときに、僕がおチンチンパワー代とは別にザンギエフにチップ代として1000円あげたからである!

 

いやん!ジェントルメン!(・ω・)bグッ

 

※もちろん本番行為なんてしてません

 

 

外に出ると金髪、豚さんがいました。

 

金髪「ぼったくられたわー本番もしてないし、3万持ってかれた」

 

豚「え、俺0円」

 

金髪「え?なんで?なんか強面の大人に言われなかった?」

 

豚「確かに言われたけど、写真の人と違いすぎて、無理やり部屋から出てきた。」

 

金髪「お前見かけによらず度胸あんな」

 

豚「俺の初めてをあんなザンギエフみたいな女に捧げてたまるか」

 

Σ(-`Д´-ノ;)ノ?!

 

 

 

金髪「え、待って俺もザンギエフみたいな女だった」

 

豚「俺もザンギエフにめっちゃ似てた」

 

僕「え、俺もザンギエフだわ」

 

 

 

 

FIN.

 

 

 

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