皆さんこんにちは。ノムラです。
僕は以前こんな記事を書きました。
そこで、今回は第8位にあげた超オススメアニメ、
「新世界より」について、
オススメポイントをわかりやすく解説しようと思います！
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アニメ「新世界より」とは？
あらすじ
1000年後の日本。人類は「呪力」と呼ばれる超能力を身に付けていた。
そんな日本のかつて茨城と呼ばれていた土地に、注連縄に囲まれた自然豊かな集落、神栖66町はあった。
神栖66町では人々は神の如き力を持ちながら、静かに平和で穏やかな生活を送っていた。
そんな神栖66町で友達と元気に遊び回る渡辺早季は、町の平穏な空気の中に不穏な違和感を覚え始めるのだった。
『新世界より』は貴志祐介先生の小説が原作で、映像化不可能と言われていた作品です。
・『黒い家』
・『青の炎』
・『悪の教典』
『新世界より』は文庫版では３部に分かれるほどの長編SF小説となっています。
貴志祐介先生の作品の特徴は、
これでもかと言うほどに人間の残酷さや業の深さについて深く探求してるところです。
それに読み終えた後に薄気味悪さがいつまでも余韻となって残るような作品も多いです。
2012年にアニメ化されました。
登場人物
朝比奈覚（あさひなさとる）
早季の幼馴染で後の夫。陽気な性格で悪戯好き。秋月真理亜（あきづきまりあ）
早季の親友。赤い髪の美少女。14歳時は早季の恋人だった。渡辺早季（わたなべさき）
本作の主人公で、父親は町長、母親は図書館司書。千年後の同胞に向けた手記として本書を書く。伊東守（いとうまもる）
弱気で繊細な性格。命を狙われることに怯え真理亜と共に町を離れる。青沼瞬（あおぬましゅん）
早季の代では成績トップ。複雑な呪力の扱いも行うことができる。引用：https://ara-suji.com/novel/2336/
オススメポイント① 伏線回収が秀逸
「新世界より」は子供時代から大人時代までが描かれています。
子供の頃に起こした事件が、大人時代になって密接に関係していたり、
子供時代のエピソードが大人時代になって影響してきたり。
見ていて、「ここがあれとつながってたんだ…すげえ」
なんて何度も思いました。
それぐらいに伏線の張り方が上手く、回収が上手い作品です。
オススメポイント② ダークファンタジーの傑作
舞台は1000年前には茨城県神栖市と呼ばれていた神栖66町です。
そしてこの時代の人間は「呪力」（PK）と呼ばれる超能力を持ってます。
生活に役立てることができる一方、人を傷つけることもできる超能力。個人差はあるが「核爆弾以上の力を持つ」こともある。この世界では「呪力」を悪用できないような措置が遺伝子レベルで施されている。
詳しく説明すると…
１つが異種相手には攻撃的である狼が、
同種相手には攻撃しないという
特徴を組み込んだ「攻撃抑制」。もう１つが「愧死機構」と呼ばれるシステム。
自分が同種の人間を攻撃しようと脳が認識すると、
無意識にＰＫが発動して
肝臓・および副甲状腺の機能を停止させる。
これによって不安・動機・発汗などの警告発作が起きる。
そんな神栖66町で暮らす子供たちの間では奇妙な噂が囁かれていました。
それは呪力を使えない子供はネコダマシという怪物にさらわれてしまうという怪談話です。
渡辺 早季は、同い年の子供たちの中では呪力に目覚めるのが遅く、１度、ネコダマシを目撃した経験がありました。
自分が中々呪力に目覚めないことで異常な不安を見せる両親、
母親にネコダマシを見たことを話し、
その場ではネコダマシなんかいないと笑って流した母親が、
その後「もう子供をなくすのはいや、早季が不浄猫を見たと言った」
と泣きつくように父親に話しているのを聞いていたのです。
そして自分より呪力の目覚めが遅かった者たちが忽然と消え去り、
思い出せなくなるという違和感に悩まされる早季。
そして早季は夏季キャンプの際、
決して出てはいけない八丁標の外に出てしまったことをキッカケに、
自分が生きる社会が作られるまでの歴史や伝説として伝わる悪鬼・業魔の正体を知ることとなります。
人類の遺伝子に組み込んだはずの
「攻撃抑制」と「愧死機構」が
先天的に無効化された子供が
生まれてくること。
パニック障害に類似した事象が
脳内で起こって呪力（ＰＫ）の制御が不可能となり、
無意識に大量の呪力を漏出させ、
周囲の生物・無生物を異形化させてしまう。
治療法はない。
次々に消えていく子供達、本当のことを何一つ教えてくれない大人。
大人たちによって秘匿された「世界の仕組み」を何も知らない子供たちが解き明かしていくストーリー展開は圧巻です。
オススメポイント③ 世界観・ラストが衝撃
この世界には学校があったり、奇妙な生き物がいたり、
謎の儀式をしたり、物語途中で恋愛要素が入ってきたりします。
最初に見ても意味がわからなく戸惑うと思いますが、物語が進むにつれて全て解明されていきます。
全てなるべくしてなったものなんです。
そして、最後には衝撃の事実が暴かれます。
本当に衝撃です。呆気にとられました。
もちろん、「この世界は核戦争後の地球の話でした」みたいな、陳腐なものではありません。
かなりダークで見ていてかなり怖くなると思います。
人がたくさん死ぬし、グロテスクな描写もあります。
しかし、このアニメが長年評価され続けている理由がそこにあります。
「偽りの神に抗え」
全話を観終わった今、このメッセージについて考えると、鳥肌が立つような気持ちでいっぱいになることでしょう。
その内容は、ぜひ、自分の目で確かめて下さい！
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