△△組にピザを届けたら囲まれて死にかけた話。

 

最近許せなかった事は、

母親が僕の大好きなアニメのタオルを足拭きマットにしてた事です。

 

 

 

 

こんにちは。あずにゃん推しの野村です。

 

 

今まで、幾度と無くデリバリーバイトでの体験をブログにしてきましたが、

 

【極限の心理状態】デリバリーのバイト中にやらかしてしまった出来事を話させて。

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7月 31, 2018

 

【うざい客】デリバリーバイトの俺が思う、まじでうざい客はこれだ!ベスト5

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今回は皆さんに「△△組にピザを届けた話」をしたいと思います。

 

パンピーがあまり経験することはないことを経験しまくってる野村ですが、

今回のエピソードはまじで二度と経験したくないです。

 

 

まあとりあえず暇なときに読んでください

 

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△△組にピザを届けたら囲まれて死にかけた話。

 

 

 

12月28日、午後8時。ピザデリバリー戦士の僕は焦っていた。

 

黒い服の男が4人、僕を囲んでいたからだ。

 

「貴様どう落とし前つけてくれるつもりじゃゴルァ!!!!」

「ワシを舐めとんのかゴルァ!!!!!!!!!!!!!」

 

怒号が飛び交う

 

「殺したろうかゴルァ!!!!!」

 

罵声も飛び交う

 

年末、外気温は2度。ピザを持つ僕の手は震えていた。

 

これは武者震いなのか、恐怖心からなのか。

 

 

 

誰か助けて

 

 

 

記憶を巻き戻そう。

 

 

 

 

12月28日、午前9時。野村は焦っていた。

 

店長に「野村くぅん!〇〇店にヘルプに行ってぇ!」と言われたからだ。

今日だけはどうしても行きたくなかった。なぜなら決算日だからだ。

 

決算日とは?:会社の売り上げを締める日。どの会社もお疲れ会を開催する傾向がある。

 

〇〇店と言えば住宅街がなく、ほとんど高層ビルに囲まれた関東屈指のオフィス街だ。

ただでさえ年末で忙しいのに決算日が重なるなんて絶対に混むに決まっている。

 

決算日、野村の働いてる店舗は300枚売れるが、〇〇店は3000枚売れる。

 

「ピザなんか頼むんじゃねえよチクショウ」と思いながら

ピザを運んでる僕からしたらそんな店舗には絶対行きたくない。

 

しかし僕の店舗から3人、デリバリースピードが早い人たちが選ばれた。そのうちの一人が僕だった。

「野村くんをここの店舗代表に選んだんだよ!」

”代表”という響きにやられた僕は

「いいっすよ(爽やかスマイル)」と言った。

 

 

 

到着

午前10時、いざバイクを走らせ〇〇店に着くと、

そこには関東のいたる店舗から集められた新鋭のデリバリー戦士たちが集まっていた。

その数40人。

さすが1日で3000枚ピザを焼く店だ。

インストア(ピザを作る人)も30人ほどいる。

完全体制で注文を迎えていた。

その光景がかっこよくて感動したのを覚えてる。

 

 

僕は真っ先に

「こんだけいたらサボっててもバレねえな」と思った。

 

〇〇店の店長には「18時ごろが注文のピークなのでそれまでに各々休憩を宜しく!」と言われた。

 

午前中は真面目にデリバリーをした。

しかし、いつものデリバリーとは確実に、一回に持っていくピザの量が違かった。

会社のお疲れ会はたくさんの従業員で行う。

Mサイズのピザ一枚頼む会社などはなかった。

どこもLサイズ5枚などである。

 

 

「チクショウ重い疲れた帰りたい泣きそうてか泣いてる」

7回目のデリバリー先のエレベーターの中で僕は一人弱音を吐いていた。

エレベーターの中は暇なので基本的には独り言を呟き、暇を潰している。

 

時計をみると15時。

 

「よし、サボろう」

 

僕はサボることを決意した。

 

 

サボり、カオス

16時半、僕はコンビニで荒野行動をやりながらカップ麺を食べていた

サボり始めて50分。なかなかいいサボり具合だ。

2回目のドン勝をした僕はそろそろ〇〇店に向かうことにした。

 

 

カオスだった。

 

インストアのことは何もわからないが、素人が見ても一目瞭然な忙しさだった。

「ポテト流れてない!!!!!!」

「オニオン抜きになってないじゃん!!!」

「リメイク早く!!!!!!」

 

店舗で怒号が飛び交っていた。

 

ぼーっと光景を見ていた僕に従業員が、

「君!次はここ配達して!30分遅れてるけど電話してあるから!」と言ってきた

 

「30分遅れとかフザケンナ」と思ったが、

メイクインフォメーションを確認すると他の注文も全て30分以上遅れていた。

 

全て遅配だ。

 

遅配とは?:配達時間が予定より遅れている事。客にキレられる可能性が高い

 

「あんなに万全の体制で注文に立ち向かったのにどうして?」

と思い、理由を聞くと

デリバリーがなかなか戻ってこない事が多く、時間が押してしまっていたからだそうだ。

 

 

 

(まじか。ごめんなさい。)

 

頭の中で3回土下座した。

 

 

 

僕は急いで渡された伝票の場所に配達した。

案の定、客に「予約時間から30分以上遅れてるけどどうなっているの?」と嫌みたらしく言われた。

そんな時は大きな声で頭を下げて

 

「大変申し訳ありませんでしたあああああ!!!」

 

と言うと大抵の客は許してくれる。

今回もその謝罪方法で乗り切った。

 

急いで次の配達をするため店に戻ると

さっきよりもっともっとカオスになってた。

 

待ち時間は120分以上になっていたし、店舗への注文の電話は切っていた。

(後から聞いたが、前代未聞の混み具合だったらしい)

 

しかしさっきまでサボっていた僕は一刻も早く罪を償うため、

「逃げずに頑張ろう。〇〇店の為にピザ戦士になろう」と誓った。

 

従業員が声をかけてきた。

「次はここにお願い!1時間遅れてるから急いで行って!!!謝罪の電話はこっちからしとくから!!」

 

「任せてください!!安全運転で行ってきまあす!!!!!!!!!」

 

急いで地図を確認して、僕は記載された住所へと向かった。

 

道に迷うこともなく到着したが、肝心の会社が入ってるビルが見つからなかった。

 

雑居ビル3F△△

 

僕は会社を探す為、ピザとビール6缶パック×2個を持って右往左往していた。

 

探し始めて5分、

 

「すみません、ピザ屋さんですか?」

 

一人の黒服の男が腕をこすりながら寒そうにこちらを見ていた。

 

「大変お待たせいたしました!!!!△△でお間違いはないでしょうか!!?」

 

「はい。ちょっと遅すぎませんか?僕30分以上外で待ち続けていたんですけど。」

 

いつもの嫌味パターンか、

 

「大変申し訳ありませんでしたああああああああ!!!!」

 

いつものように頭を下げた。

 

「いえ、謝罪を求めてるわけではなく、理由を教えてください。」

あれ?効かねえぞ

その男は冷静だった。

「店舗の注文が間に合わず、他の注文もかなり遅れてしまってまして…」

僕は正直に話した。

 

「私たちは2日前に予約してました。それなのに1時間以上遅れるって常識的にありえなくないですか?」

「はい、ありえないです。すいません」

「こっちは30人以上待たせているんですけど。」

「どう責任を取るつもりですか?」

「ごめんなさい」

僕はすでに泣きそうだった。

 

「まあ、あなたに言ったところで待った時間は戻ってこないので意味ないですね。とりあえず商品を下さい」

この男、強い

「わかりました。」

僕は急いで6缶パックを二つ、Lサイズのピザを一枚渡した。

 

 

やっとこれで帰れる。

 

「以上で15864円になります!!」

 

すぐにお金を催促した

 

 

その黒服の男はピザを見ながら

 

 

「このピザに残り4枚入ってるんですか?」

 

と言った。意味がわからなかった。

 

 

レシートを見るとそこには

Lサイズピザ 5枚

と記載されていた。

 

【悲報】野村1時間以上遅刻からのピザを運び間違えるミス

 

(正確には店舗の従業員がバイクに積んでくれるので、従業員のミスです僕は悪くないもん(๑´ڤ`๑)テヘ♡)

 

 

「え?もしかして1時間半遅れといてあなた忘れたんですか?」

その男は問いただしてきた。

「すいません、わすれました。」

 

生きてる中で一番申し訳なさそうな顔を僕はしていたと思う。

 

「ありえない。ちょっと君ここで待ってて。呼んでくるから」

 

はて?呼んでくる?誰を?

 

「絶対逃げんなよ」

そう言い残し彼は上に上がっていった。

 

僕は頭の中が真っ白になっていた。

 

しばらく経つと

「そんなありえない話あるわけねーだろ!!!」

階段から大声が聞こえた。

ぞろぞろと3人の計り知れないいかつさの顔を持つ男が降りてきた。

 

おいおいまじかよ

 

一人の大男が僕に

「貴様が舐めた態度とったっちゅうガキか?

こっちは30人以上のお客もてなす準備してたんじゃ、

1時間遅刻してきてピザを忘れただと?タダで済むと思うなよ」

 

と言ってきた。シンプルに怖かった。

 

僕は震える声で「すぐに店に確認を取らせて下さい。」と言い、〇〇店に電話をかけた

 

 

が、繋がらなかった

 

混みすぎてて外線切ってたの忘れてたオワタ (^o^)/

 

 

焦った僕は自分の店舗の店長に電話をした。

 

「ノムラくぅん!どうしかしたのかい?」

「店長、すぐに〇〇店の店長の番号を教えて下さい」

「何かあったのかい?」

「死にたくないんで早く教えて下さい」

「あ、おけ。」

 

やっとゲットした電話番号に電話をかけたが、やっぱり店長には繋がらなかった。

 

大男を見ると、どこかに電話をかけていた。

 

「ふざけんじゃねえぞ!!!!どう責任取るつもりだボケぇ!!!!」

 

と言いながらフェンスをガンガン蹴りまくっていた。

 

彼は本部に電話をかけていた。

 

大声を出してフェンスを蹴りまくる姿を見ながら

「もうお前は懐石料理でも食っとけよ」と思った。

 

5回目の電話を掛けた。

 

「プルルルル はいもしもし。」

やっと電話にでた店長に、事の詳細を全て伝えた。

その間も男たちはこちらを睨んでいる

 

とりあえず僕への怒りを店長に向けて欲しかったので

「あ、店長につながりました!!!」

そう言い、大男に携帯を向けた。

大男は、

「もう本部に電話したから良い。切れ。」

そう言って電源を消された。頼みの綱も無くなった。

 

どうしたらいいか分からなくなった僕は

「本当に申し訳ありませんでした!!!!!!」

と帽子をとって深々とお辞儀をした

 

4人の中の組長みたいなスキンヘッドのおじさんが、

「とりあえず店長を連れてきてくれ。こっちもお客を待たせてる以上、示しがつかないんだ。」

僕を見つめてそういった。

 

「はい。すぐ店に戻って連れて来させます。」

 

組長は最後に、

「店長には、金じゃないからな。誠意を見してほしいと言っておいてくれ」

と言った。

 

少しちびった。

 

「御意…。」

 

そう言って走ってバイクに乗った。

 

 

何としても店長を連れて来ないと俺が殺される。

 

〇〇店に戻り、急いで店長を見つけたが

 

 

そこには他4件のクレーム伝票を抱えた

 

全てを諦め途方に暮れている顔をした店長がいた。

 

 

 

その後、、

 

店長がどうなったかは知りませんが、どこかで幸せに生きていてほしいです。

本当に怖かったです。サボっていたからこんな目にあうんだと思いました。

これからはサボりません。

 

 

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夜寝る前のひと時にいかがでしょうか。

 

fin.

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